インターネット上で、「真面目に仕事しているけど、要領が悪くて、終わるのが遅い人がいるんだよね」という書き込みを目にします。
このような書き込みは、仕事を要領よくこなす人や、仕事が遅い人に不満がある人に多いようです。
以下は質問サイトで質問されていた内容とその回答です。
仕事の対応が遅い人の特徴を教えて下さい
真面目
責任感が強い
完璧主義
以下省略
引用https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q10256093410
「真面目」な人が仕事が遅い人の特徴にあげられています。
実際に、真面目な人は仕事が遅いのでしょうか?検証してみました。
その結果、真面目な人は仕事が遅くなる傾向があることがわかりました。
その根拠を示していきたいと思います。
「真面目」な人は「仕事が遅い」
まず真面目の意味を確認してみます。
まじ‐め【真‐面‐目】
- うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること。また、そのさま。
- 真心のあること。誠実であること。また、そのさま。
「真面目」という言葉は、その人の性格や行いに対して肯定的に使われる言葉のようです。
「真面目だけど仕事が遅い」の意味を補足すると、「真面目だ」ということは評価できるが、「仕事が遅い」のは困るということでしょう。
もしくは、「サボっているわけではない」のに「仕事が遅い」と捉えることもできます。
仕事に真面目な人は、責任感が強く、間違えを恐れている人が多いです。
そのような人は、常に完璧でいたい、提出するものは100パーセントのものでなければいけないという思考回路をしています。
- 些細なところ(そんなところ誰も見てないよというところ)が気になり、なかなか仕事が仕上がらない。
- こだわりが強い
- 間違えを恐れているので、1度の確認で済むものを、何回も確認して時間がかかりすぎる。
- 間違えをしている自分が許せず、完璧にできていない段階で人に見せられない、相談できない。
- 仕事の丁寧さ、完成度に重きをおいており、早さの優先度が低い。
このあたりが「真面目な人は仕事が遅い」と言われてしまう所以でしょう。
総じてこのような人たちは、自分に自信がなく、不安感が強いのです。
これまで述べてきた性格であっても、仕事を早く終えることができていれば問題にはならないのです。
つまり、仕事の完成度とスピードのバランスが取れていないと「仕事が遅い人」認定されるということです。
しかし、私は思うのですが、仕事が遅い人は納期間際であったり、期限を過ぎてから書類を提出したりしませんか?
真面目で、完璧主義なら納期も守ってくれる気がしますが、その辺はルーズなのでしょうか。
「まじめだけど仕事が遅い人」って周りにいますよね
皆様の中にも、「あの人真面目だけど、仕事が遅いよね」と感じる人がいるのではないでしょうか。
例えば、
締切間近、もしくは期限が過ぎてから提出される報告書やプレゼン資料。提出された書類は、丁寧といえば丁寧だが、「え?この内容でここまで時間かける必要があった?」という仕上がり。物事の優先順位がつけられず、そこまで時間や労力をかけなくてもいいところも頑張りすぎてしまう。
また、頼んだ仕事の進捗を確認すると、「今やってます。」という回答。それはわかってるから、どこをやってるかを教えて欲しいのにという言葉を飲み込んで、「どこまで進んだ?」と聞くと、「今調べているところです」え?だいぶ前に頼んだよね・・・わからないところがあるなら聞いてくれればいいのにと思うことも日常茶飯事。
60パーセントくらいの仕上がりでいいから、早めに提出してもらえる?と伝えても、なかなか提出されない。
「サボっている様子もないし、真面目にやってくれている」ということは頭ではわかっているけど、やっぱりその仕事の遅れは周りの負担になり、誰かが尻拭いしなければならなくなる。
一番厄介なことは、相手に悪気がないということ。これでは、改善も見込めないし、早くして欲しいと思ってしまう自分が悪者のように感じられます。
さいごに
余談ですが、ここに登場する「真面目だけど仕事が遅い人」は新人の時の私のことです。
当時考えていたことや、ネットを見て思ったことを言語化してみました。
この記事が仕事が遅い人にお困りの方の役に立てれば幸いです。
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