インターネット上で、「仕事が遅い人が残業代をもらっていることが許せない」という書き込みを目にします。
以下は実際質問サイトに投稿されていた質問です。
仕事が遅いことを理由に残業代で稼ぐ奴が許せないです。
しっかり仕事をして査定や昇給で給与をもらうよりも、だらだら残業を20-30時間してその分の給与を手に入れる人がいます。
私は上司で経営者ではないため、残業代が惜しいということはありません。
しかし、ムカつくので何とかやりたいのですが….逆に仕事量を少なくして定時で帰ってもらえば、コスパ良く働けるので思う壺です。
何かいい方法はないですか?
引用https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14268716594
仕事の量が同じであるにも関わらず、だらだらと時間をかけて仕事をした同僚の方が残業した分、高い給料が発生していることへの不満ですね。
我慢して働き続ける人がほとんどかと思いますが、何か解決方法はあるのでしょうか。
検証してみた結果、即効性のあるものはありませんでしたが、いくつか候補が上がったのでまとめてみました。
仕事が遅い人が変わること、自分(仕事が早い人)が変わることさらに、会社が変わることの3つに分けてみました。
仕事が遅い人が変わること
挙げたものの、ほとんどないと思った方がいいでしょう。
人を変えるには相当なエネルギーが必要ですし、本人にやる気がなければこちらの労力の無駄遣いになります。
仕事が遅い人に期待して、効率よく仕事ができるように指導するなどあらゆる手を尽くしても、早くできるようにならなかった時の絶望感は大きいです。
加えて、本人的にはもうすでに頑張っている状態であり、これ以上早くはできないと思っていると思います。
仕事が遅いのではなくて、仕事の量が多すぎるから終わらないんだという思考回路を持っています。
また、会社が残業代を払ってくれているのに、仕事を早くする意味も見出せないのでしょう。
仕事が遅い人は出世する未来も見えないし、残業代でコツコツ稼ぐしかできないのです。
相手には期待しない方が精神的に楽でしょう。
自分が変わること
見方を変える
仕事が早い人は、仕事が遅い人に残業代が支払われることか、仕事が遅い人の仕事量が減ることのどちらの方が嫌か考えてみるといいでしょう。会社がサービス残業をさせることは今後は無くなっていく方向です。
残業代が支払われる方が嫌であれば仕事を取り上げて高速で終わらせる、仕事の量が減るのが嫌であれば静観するしかないでしょう。
ただし、なぜか仕事量が減ったとしても仕事が遅い人は残業してると思いますよ。不思議ですよね。
また、仕事は、要領よく仕事ができる人、仕事が早い人、信頼されている人のところに集まります。
仕事が早い人は、次から次へと仕事が舞い込み、疲弊し、不公平感をかんじることがあるでしょう。
その一方で、仕事が遅くて、見放されている人のところには仕事はきません。
仕事が遅い人はなんだか可哀想な人だと思えてきませんか?
誰からも信頼されず、仕事が遅いというレッテルをはられている(実際に遅いので仕方がありませんが)。
仕事が遅い人が招いた当然の結果ですが、少し不憫に思えてきましたよね。
このように自分の見方や考え方を変える方法が一番楽で、どの環境に行っても使える効率的な方法なのかもしれません。
転職する
この給与体型に不満があるのであれば、成果報酬の職に転職する方法もありますね。
しかし、同僚の仕事が遅いからと転職することに対して、「そこまでしなくてもいい」と思う人が多いでしょう。
そこでおすすめなのが、副業です。
副業をする
最近は副業を許可する企業も増えていますよね。
仕事が遅い人が残業をしている間に、仕事が早い人は副業に挑戦するのです。
残業代より副業の方が稼げる金額が増えることが多いですし、自分の裁量で仕事を進められるので、とてもやりがいがあります。
自分のした仕事が給料に直結するので、仕事が早い人にとてもおすすめです。
そして、副業で稼げるようになると、仕事が遅い人が残業代を稼いでいようが、気にならなくなりますよ。
会社が変わること
能力不足のせいにも関わらず、仕事が遅い人に残業代が支払われるという制度。
不公平感をなるべく減らす方法が残業代の支給だということは頭ではわかっていても、なかなか受け入れ難いです。
最近は成果をお給料に反映してくれる会社や早期退職を募集する大手企業も増えましたが、まだまだ年功序列の会社も多いでしょう。
また、仕事が遅い人を採用した会社の責任では?という意見もあります。
会社の採用担当の仕事ができていなかったせいであって、仕事が遅い人のせいにしてはいけないという考え方ですね。
管理職の人がしっかり、面談なり、指導なりしていくような会社制度になるといいですが、どこも人手不足で難しいのでしょうか。
さいごに
将来的に、昇給していくのは仕事が早い人、仕事が遅い人の給料の方が昇給することはほとんどないので、長期的な目でストレスなく働けるといいですね。
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